遠い音楽禁煙の世界うっかり!酒をバイク・クルマヤセる思い奇妙奇天烈ちっぽけ
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2009.03.08 Sun
『人間には、書かれた内容に同化したいと願う本能がある。例えば、主人公にうまく感情移入できた小説は読みやすく面白いし、そうでなかったものはつまらなく感じられる。叙述というものは、最初から呪術的な力を持ってるのである。』

東野圭吾 『悪意』に対する、桐野夏生の解説の一節だ。

『悪意』を読んで、まず内容よりも、こういう文章や記録といった人間の行動に気を向けられるのも頷ける。
なるほどその辺り、ものすごく工夫を凝らした小説だった。あの手法だけでもアイディア賞ものだろう。
『手紙』もそうだったが、映像化しても魅力がグッと下がってしまう典型的なシナリオではないだろうか。
ぼくは『悪意』の主人公に、同化したつもりはなかったが、実におもしろくハラハラしながら読ませてもらった。

さて、ぼくのなかでこれまで殿堂入りしてきた作品に、ぼくは同化してきたのだろうか。

少し、振り返ってみる。

まずは、ミステリ。
このジャンルの優劣は、同化云々よりもシナリオの意外性やトリックの斬新さにあるのではないかと考えられるが、さて。
物的証拠から物事を推理するシャーロックホームズより、犯罪の心理を掘り下げるエルキュールポアロが好きである。『悪意』もそういう傾向の類だった。そういうのが面白いと思う。
そして、殿堂入りは、アガサクリスティ 『そして誰もいなくなった』
うむ。同化でもないが、傾向としては何か近いことが言えるのかも知れない。

SF
絵がない漫画のような作品も多く、肩がこることもなさそうで、割と乱読してきてるジャンルである。
そんななか、殿堂入りは、椎名誠 『アド・バード』、半村良 『妖星伝』。
『妖星伝』は中学だったか高校だったか。
主人公という主人公がいない内容だが、そのメッセージに完全に同化していた。感情移入というより、主義主張めいたものが思春期のぼくに大きく入ってきた。


ダニエルキイス 『アルジャーノンに花束を』、村上龍 『コインロッカー・ベイビーズ』、『愛と幻想のファシズム』
パッと思い出せるのはこの辺か。アルジャーノンは感動系では唯一かもしれない。龍ちゃんの作品がふたつもきてしまう辺りがいかにもぼくだ。
私小説というのだろうか。肩がこる系。だがひとたびハマればその威力は凄まじい。ずばり「同化」していたのだろう。体の隅々まで染み渡って溶け込んでいった感覚。人格形成に大きな影響を受けた。


なお、全くどうでもいい補足であるが、上記の2人と同作家の著書、『24人のビリーミリガン』、『限りなく透明に近いブルー』は、実は余り好きではない。
・・が、他人に何が好きかと尋ねられれば、ついこの2作品のどちらかを口走ってしまう。

単なる気まぐれであり、意味は、まったく無い。

 
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ぼむ
久しぶりだすー。ぼむです。

「書かれた内容に同化」
ってのはよく分かる気がするなぁ~
著者の好き嫌いってこういう感覚的ものだよなぁ
日記読んでて、なんかスッキリ納得。

しゃん君、SFも読むのだね。
自分、この分野は全く読んでないので
今度、読んでみようかなぁ~と思いつつ
この年で読んでも大丈夫か?と・・・

東野作品ではあと「秘密」とかがいいよ。
こんど機会があった是非♪

では、ほほほー

2009.03.08 Sun 14:57 URL [ Edit ]
はるる
どーも!

お!村上龍も読むんだ。はるるも
トパーズまでは(古いな(笑))ハードカバーで買っちゃったりして。
物語に同化はご遠慮したいけども(笑)

本、よく読んでた時期があって、
ショートショートとかもスキだった。
んー....好んで読んでたのに...忘れたー作者。ぷぷぷ。

伊丹十三のエッセイも大好きだったな~( ̄▽ ̄)ボー


あ!今は北方謙三の『三国志』ね。
全13巻の今9巻...進みワルっ。
面白いんだけどね、時間が無くて~。

東野さん、人気ね~。
のこ旦那さまも好きって聞いた~。
しゃんしゃんオススメは、『悪意』?
読んでみよっかなー。
2009.03.08 Sun 15:32 URL [ Edit ]
ぱたこ
ぱたこんはねー、
辞書、(国語とか英和とか…
聖書、
家庭の医学、
、、とか大好きお。
2009.03.08 Sun 22:48 URL [ Edit ]
しゃんばら
◆ぼむくん

やあ、ようこそぼむくん。
「同化」。そーね、ぼくも妙に納得したのだ。
小説だけでなく、例えばブログなんかでも同化できる文章を書く人のが面白いと思えるかも。

SFは大人が読んでも平気だと思うよ。笑
っていうか、ぼくは少年漫画でも平気な人だけど。
ハリーポッターなんかは小説の方が面白いともっぱらの評判だし。
ぼく的には椎名誠がお勧めかな。大人向けだし、だいたいの作品が平均点を超えると思う。
(半村良は「妖星伝」のみ。あれの執筆中だけ何かが降りてきたらしい。)

次は『秘密』ですね。了解。

2009.03.09 Mon 20:52 URL [ Edit ]
しゃんばら
◆はるるん



やられた・・。
はるるにはどこか同じにおいを感じていたけど、まさか村上龍読者だったとは!
ちなみにぼくも何冊かハードカバーで持ってます。笑
彼の作品に出会ってなければ今のしゃんばらはないんだな。(きっぱり)
疲れるから最近は読みたいと思わないけど。

あ、今急に思い出したんだけども。
当時、映画 『ラッフルズホテル』を劇場に観に行ったんだけど(高校?)、
観客ぼくひとりで完全貸切状態だった。貴重な経験・・

おお。北方謙三 『三国志』。
釣られるつもりだったが忘れてた。図書館にあったら読もっかな。
東野さんでは、『悪意』『手紙』『白夜行』あたりが好きですの。
2009.03.09 Mon 20:55 URL [ Edit ]
しゃんばら
◆ぱ、ぱたこん

『辞書』に『聖書』に『家庭の医学』ときましたか・・・。
そりゃなんとも。

そういえば、よくビジネスホテルに聖書置いてあるね。
なんでだろうね。
あれあるとちょっと苦しくなるよね。
2009.03.09 Mon 20:57 URL [ Edit ]
omiomi
昨日
「一日一生」よみました
最近定年後のジーさんが読みそうな本を読んでます。五木寛之とか論語っぽいやつとか…枯れてます…お迎えが来てるのかも…
2009.03.12 Thu 11:44 URL [ Edit ]
しゃんばら
◆omiやん

一日一生かぁ。勉強になりそうなタイトルだね。
ぼくは物語が好きなので、小説・映画・漫画・ドラマなどは何でも好きだけど、
新聞やエッセイ、哲学書、専門書などは苦手でございます;;
いつか我が家の蔵書は整理せんと。
教育に悪そうなヤツばっかだす。笑


2009.03.15 Sun 20:26 URL [ Edit ]
やのっちFC
いま流行っている?「ジウ」という本(全3巻)を読んでおります。
警察モノですが、事件その他...描写が激しすぎ、
きびしい。でも面白い....

気に入った本は何度でも読みますな
何度も読む本は、読めば読むほど
読んでいるというか、その世界に入り込むというか...

って、文化人っぽいことを言ってみた
2009.03.16 Mon 23:57 URL [ Edit ]
しゃんばら
◆やのっち

『ジウ』ですか。どれどれ検索ピューン
ほうほう。人気あるみたいだねー。
グロいのかぁ。ふむふむ。でもおもしろそー。

世界に入り込む。うんうん、そう思う。
小説が映画やドラマに映像化されて「映画の方が良かった」て話ってあんまし聞いたこと無い。文字だけの世界って自分の想像世界だから、入り込んで同化して。

そんな風にのめり込みやすいのかもしれないね。
2009.03.17 Tue 23:04 URL [ Edit ]
はるる
しゃ~んしゃ~ん!お元気?ど~お~?

三国志途中なんだけど...ちょっと浮気。
『風の中のマリア』って本、買っちゃった。

久々のハードカバー(笑)

初めて読むお人の本なのだー。
2009.04.03 Fri 00:10 URL [ Edit ]
omi
お~~い

イキテマツカ??


今回はアースマラソンでも出かけたんでしょうか?

元気ならいいけれど・・・
2009.04.19 Sun 18:08 URL [ Edit ]
しゃんばら
よっこらせっと。

はるるん、omiやん。コメントありまとー。

世間の荒波にもまれとりました。ザッパーン。うわーっ。


・・もはや自分のキャラを忘れつつありますわー。
2009.04.25 Sat 02:10 URL [ Edit ]
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